2015/08/24
ポジティブ心理学の生みの親は、もともと悲観主義だった?!
世の中にずいぶん知られるようになった
ポジティブ心理学
その生みの親である
マーティン・セリグマン博士が1991年に出した名著
「オプティミストはなぜ成功するか」
を読むと
セリグマン博士自身は
もともと悲観的であったことがわかります。
しかし、研究すればするほど、
楽観的である方が、うまくいくことが多いとわかりました。
困った(?!)セリグマン博士は、
悲観的な人も
「楽観主義を身に付ける」ことができる、
その方法を書いたのでした。
だからこの本の原題は
Learned Optimism~楽観主義は学べる
となっています。
セリグマン博士自身、こう言っています。
”私はもともと悲観主義でした。”
”楽観主義について、真面目に研究できるのは、
私がもともと悲観主義だったからだと思います”
”私自身、毎日「楽観主義」になる方法を使っています”
その方法では、
「今、自分がどんなもの見方をしているのか?」
「楽観的か?、悲観的か?」
気づくところから始めます。
つまり、思考に対するマインドフルネス、
から始めるのです。
本の中には「マインドフルネス」という言葉は使われていません。
しかし、やることは同じです。
自分の状態を観察し、気づくところから始めるのです。
(装丁が変わりましたね)